とあるバンドマンの変 / 鈴木 聖

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

ひょんなことで「コラム書いてみたら?」というお話を頂いたので、少し自分の心の中で蓋をしていたような、ちょうど1年前からのことを書きつらねさせていただきたいと思います。

つい半年前まで、それまで約9年ほど”バンドマン”をしていたわけですが、感染症をきっかけに道を変える決断を致しました。色々な活動を経て、ほんの少しだけプレミアムな経験もさせていただき、今に至るわけですが、やはり原因は感染症の流行でした。

感染症自体が実際どう、というよりも、それまで引っかかっていたものに対して、トリガーとなり、ライブがぱたんとなくなってしまった瞬間に頭を撃ち抜いた、そんな構図だと思います。

音楽市場の変化や、そんな中で人を集めることの難しさ。
自分が活動の中で感じていた魅力や楽しさ。
今就かせていただいている”採用”という仕事への価値、やりがい。

同時に父母それぞれの祖父母が亡くなったり施設に入ってしまい、大切に思っていた人たちの状況がいっぺんに大きく変わってしまったこと。
気が付いたら会えなくなってしまったこと。

本当にあっという間に状況が変わってしまう瞬間に立ち会って、私はこれまで「自分が今できることは何か?」ということを何カ月もずっと考えながらフリーター生活を送っていました。

今でもそうです。

ただ、好き勝手やってきたこんな自分にも大切にしたい人たちがいて、できることがあって、とにかくその人たちのために自分を使いたい、と今は考えています。

今は両手にドラムスティックはありませんが、今の目の前には当時と同じように”ステージ”で活躍しているアテンダント・マネージャーの方々がいて、「どのように楽しんでパフォーマンスしてもらえるのか」、「土屋というジャンルに適した機材は何か?」、「新規メンバーの加入はどんな人に来てもらいたいか?」という、あのときとあまり変わらない目線で見えている景色があります。

やりたいことの本質は何も変わっていないことを実感しながら、今日も業務に追われてキーボードを叩くのであります。

-P.S
人事部ではバンド音楽から電子音楽まで幅広く議題を揃えております。
我こそはという方は是非音楽への熱い気持ちを人事部までご連絡ください。

もし次の機会があれば「私が感じる土屋のハードコア精神」または「移り変わる”パンク”の主張」と題して、会社に感じる前向きな気持ちを大好きなジャンルを交えて書いてみたいと思います。

 

◆プロフィール
鈴木 聖(すずき せい)
1993年8月31日生
埼玉県所沢市生まれ北海道育ち。

一度SEの定職に就くも、本格的な音楽活動へのシフトと「お客さんの顔が見えるところで働きたい」という思いからカフェ・アパレルの接客業フリーター兼バンドマンへと転身。

色々経た後、縁あって株式会社土屋人事部の若手代表として「働く経験をすべて楽しむことに繋げたい」というemoな目標を掲げて奮闘中。

 

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