質問力 / 大庭竜也

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

今回は、質問力についてコラムを書きたいと思います。

前回、『社会において必要なことは』というコラムを書かせて頂きました。
その中で、‘‘問題解決能力‘‘と‘‘創造力‘‘、そして‘‘群像の感覚‘‘が必要だ。
と書いていたかと思います。
質問力とは、問題解決能力を高める為に必須な能力だと考えております。

問題が起きた時に、その問題の本質は何か?を見極める事が必須です。
ここで上げている本質とは、問題となっている根源です。
この根源を見極めないまま問題を解決したとしても必ず再発します。
これでは、解決したと言えないでしょう。

その問題の本質を探る為に必要な事が『質問力』だと考えます。
問題を解決するためには物事を多角的に考える事はもちろんですが、他者の協力を得て問題を解決する力としても有効な手段と言えます。
他者を巻き込む力として質問力はとても大事な武器であり、問題点を共有することで迅速な解決へ導く事が出来ます。

他者の協力を得る為に欠かせない事は『良い質問』です。
物事を客観的かつ冷静に捉え、分析的に思考することで問題を具体的にそして端的に捉える事が出来ます。
ここで上げている『よい質問』とは、具体的に質問をするという事です。
‘‘相手が答えやすいように訊く‘‘という事がとても大事になります。
抽象的な質問は、相手側に高度な思考力が求められる為、質問してもすぐに答えるのは難しいと考えます。

また、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを上手に使い分ける事もとても大事だと考えます。
オープンクエスチョンとは『5W1H』の質問です。
Who(誰が)/When(いつ)/Where(どこで)/What(なにを)/Why(なぜ)/How(どのように)
この5W1Hをうまく使う事で質問の内容が具体的かつ明確になります。
簡単にいうと、Yes/Noで答えられない質問をするという事です。
この質問をしなければ問題の深堀は出来ません。

そして、質問力を高める為にはコミュニケーション能力を高める事が必須になります。
コミュニケーション能力を簡単に表すと『話す』『聞く』『表情』『身振り手振り』などのスキルを指すと思います。
話す=質問力と結び付くかと思います。
しかし、質問をする前に必ず聞くというスキルが存在します。

コミュニケーション能力が高い人は聞き上手とよく言われます。
聞き上手な人はコミュニケーション能力が高い人が多く、表情なども柔らかく、相づちのタイミングや身振り手振りなどで相手の波長に合わせるのが上手な人だと思います。

聞き上手かつ質問力がある方は、問題解決能力に長けている人であり、社会で活躍している人だと考えます。
私もそういった人間でありたいと思います。
まだまだ力不足ではありますが、日々勉強していきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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