二年前に掲げた目標は、まだまだ嚙み締める余地がある~創業2周年をむかえて~ / 佐々木直巳(経営戦略室シニアディレクター)

早いもので、株式会社土屋は2022年8月19日で2周年となり、事業の幅もますます、拡がりを見せてまいりました。これもひとえに、各事業所で働くアテンダントの皆様が、常に小さな声を探し求めて奔走されてきたことにつきます。また、クライアントと真摯に向きあい、穴をあけることなく、日々支援を継続されてきたことによる成果であり、そうした現場の皆様の並々ならぬご努力のおかげです、心より感謝しております。本当にありがとうございます!

さて、この2年間は私にとっては、あっという間・・ではなく、まだ2年なのかといった感想です。人事を任されて入社した20年の11月。800名近い雇用契約書の取り交わしを手始めに、そのまま年末調整の対応をしながら年越し。給与計算や職能手当制度の導入、超過労働の削減や産業医の設置など、安全衛生面の整備。

前会社から引き継いだ有給休暇制度の継続運営等々。こうしてひとつひとつを振り返れば、アレコレと対応が雑になっていたことばかりを思い出し、皆様にご迷惑をお掛けしてきたことへの反省もあってか、これまでの時間が長く感じている今日この頃です。
これまで至らない点が多々あったかと思いますが、この場を借りて、お詫び申し上げさせていただき、心機一転、前進してまいりたいと思っております!

経営戦略室から見た【株式会社 土屋】は、出帆からこれまでのところ、順風満帆の航海を続けております。
そして、まだ出会えていない【小さな声】を聞くために必要な、未来に向けた活動のための資金・利益も積みあがってきております。
私自身はバックオフィスから皆様をサポートするため、経営戦略に携わらせて頂いているので、この利益の確保、維持、還元については、これからも責任を持った目線で、大切に見守って参りたいと思っています。

創業から2年。既に47都道府県でのサービス提供体制を整えるための準備期間を終え、第4期はいよいよ、新規事業の多角化を推し進め、地域福祉を担うトータルケアカンパニーへ、そして、「交響圏へ」というビジョン実現に向かって大きく前進させる年となります。

そのためにも、私自身を含め、現場の皆様に置かれましても、今一度、ミッションに掲げた「小さな声を探し求める」という具体的なアクションへの、「原点回帰の姿勢」が必要だと思っています。まだ出会えていない、未来のクライアントの「小さな声」に「ひとりひとりが気付けていたかどうか」の振り返りです。

需要はあるのに、求められているのに、そのサービスが十分に受けられない、あるいは弱者ゆえに様々な事情から発信できずにいる、その当事者のニーズを見過ごしたりはしていないでしょうか。そうしたことに気付ける目線を養ってきたでしょうか。教育が出来ていたでしょうか。

ぜひ、この2周年を迎えた、この機会に、全社で、全部門で、これまでを振り返りたいものです。そうして気付いた修正点は、取りこぼしの無いPDCAとなるよう、活かしていきたいですし、そうすることが今後の成長にも大きく影響しそうですので、大事なことだと肝に銘じて、皆様と進んでいきたいものです。

取り巻く社会環境をみれば、老々介護の増加、その先に待ち構える親亡き後の問題も絡んだ連鎖が社会問題化され始めています。医療も福祉もこれからは「地域に移行します!」といった言葉を耳にしますし、医療(病院)から福祉(在宅)にコストが移り始めた政策がどんどん進んできています。

生きづらさばかりが目立つ今こそ、理念を再認識し、小さな声を探すべく、さらに行動を起こすべき時!と感じていますし、来期はまさに、待ったなしの状況だと思います。あとは迷うことなく、来期も、これまでと同様に、取り決めたことを着実に突き進めていくだけです。

経営戦略室としては、「小さな声」に向けて発信している皆様の、様々な施策の後押しをさせて頂きます。
それは、障害者の方々と共にある未来にまで、この事業が継続、継承していけるように、そして現場の皆様からは、頼れる水先案内人となれるように、これからも皆様と協力していきたいと思っています。
来期もどうぞよろしくお願い致します。

 

佐々木 直巳(ささき なおみ)
本社・人事労務

 

関連記事

TOP