信頼について / 笹嶋裕一(常務取締役兼CHO 最高人事責任者)

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

大袈裟かもしれませんが、株式会社土屋の誕生の背景には、信頼という番人がいて、常に見張られていたような気がします。

少しでも揺らいでいたら今はないと思いますし、もしかしたらその時以上に信頼について考えたことってなかったかもしれません。

普段暮らしているとどうでしょう、信頼って日常的に意識するほどそこまで近い存在じゃないですよね。どちらかというと信用のほうが身近なのではないでしょうか。

いま、どこの会社も欲しがる人材要件は割と集約されていて、大体が「いいひとであること」に帰結しています。
なぜかというと信頼人材を増やすための必須事項に他ならないからだと思っています。

では信頼の定義とは何か?

個人的には、信頼を言い換えると以下のキーワードが思い浮かびます。
待つこと、聞くこと、任せること、押し付けないこと、気づきをあたえること、未来に期待すること、条件を付けないこと。
そしてこれらを自分自身が「信じ切れるかどうか」。

そもそも直行直帰の仕事やリモートワークは信頼がないと務まらないと思うのです。

具体的なプロジェクトを任せることも信頼です。
怖くないか?まったく怖くありません。
せいぜい早いか遅いか、濃いか薄いかだけの違いです。それについていちいち文句を言う暇があれば一緒に改善したほうがよっぽど前向きだし早い。

結局、疑ったり、個人の成果に対して攻撃をしても仕方がないわけで、それで好転することは長い目で見てほとんどない、もし得られたとしても一時的なもので、なにより不健康に感じます。

一人でダメなら二人、二人でダメなら三人、掛け合わせこそがチームの強みです。

それを繰り返していけばきっと次の仕事が変わるはず、そんな気持ちで自分自身取り組んでいます。

バリューにもあるように、なぜできないのかを責め立てるのでは無く、できるはずだ、できるに違いない、の思考は今後も意識していきたいと思っています。
信頼する側もされる側もそこが起点となって、信頼への相互通行が始まるのではないでしょうか。

会社として大切にしたいのはとにかく「正直であること」。
今できることとできないことをきちんと伝える。当初から高浜代表が何度もメッセージされている「透明性」と同義だと思います。嘘をつかないことが信頼への最短距離だと思っています。

会社発足時、最高文化責任者の古本さんが、「真に成る土屋」というお言葉で株式会社土屋の未来を提示してくださいました。
恐縮ながらそれになぞらえて表現させていただくと、「信に成る土屋」でもありたいと思うのです。

 

◆プロフィール
笹嶋 裕一(ささじま ゆういち)
1978年、東京都生まれ。

バリスタに憧れエスプレッソカフェにて勤務。その後マンション管理の営業職を経験し福祉分野へ。デイサービス、訪問介護、訪問看護のマネージャーを経験し現在に至る。

 

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