最近の若者のトリセツ / 大庭竜也

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

今回のコラムは最近の若者について書きたいと思います。
よく、『今の若い子がわからない』や『コミュニケーションの取り方がわからない』という言葉を聞く事があります。
私もゆとり教育で育ってきましたので、最近の若者なのかもしれません。

そんな私が、最近本を読んでいて面白い本と出会い、最近の若者についてのトリセツで勉強になった事を書いていきたいと思います。

*理不尽をとにかく嫌う若者
*ONE PIECE型の働き方
*コミュニケーションは質より量

上記の3点に絞って書いていきたいと思います。

『理不尽を嫌う若者』について。
最近の若者の特徴は、タテ社会よりヨコ社会を望んでいる。

ヨコ社会とは、個人と個人の対等なヨコの関係を重視するという事です。
現代では、年功序列の社会などが少なくなり、成果主義や実力主義の会社が当たり前になってきています。
その中で、タテの関係だけ意識しても評価されず、出世が出来ないという流れになってきているからです。また、『いいからやってみろ』は通用しません。

なぜそれをやるのか?をしっかり伝えていく必要性があります。
そして、『怒る/叱る基準を変えない』という事が重要になります。
上司または上長のマネジメントやコミュニケーションがその日の機嫌によって左右される。という事はあってはいけません。これこそ、若者に嫌悪感を与えてしまいます。

『ONE PIECE型の働き方』について
先ほど、ヨコ社会と書きましたが、これからはONE PIECE型の働き方になるのかもしれません。

ONE PIECE型とは、仲間と助け合って一緒に成長していく働き方です。
ここで大事なことは、上司も上長も同じ仲間だという事です。
お互いに助け合える仲間でいてほしいという感覚を持っています。
この感覚こそ、ヨコ社会の考え方だと思います。

問題が起きた時、壁にぶつかった時に若者には乗り越えてこい!ではだめだということです。
同じ目線で一緒に考え、答えに導いてあげる事がもっとも大事で、それが仲間です。

そして最後に『コミュニケーションは質より量』について。
若者とのコミュニケーションが上手な人の共通点は、コミュニケーションの質より量を意識して行っている人です。

ひとつの事を大褒めするよりも、プチ褒め+プチ感謝をする方が効果的です。
小さい事でもしっかり感謝を伝える。しっかり褒める。この積み重ねで信頼関係が生まれていきます。

また、褒める事や感謝を伝える量が多いという事は若者心理からすると、上司が自分の事を気にかけてくれていると思います。
ここが重要ポイントで、気にかけてくれているってことは嬉しいですよね。

最近の若者たちは、現代のオトナたちとは全く違うかもしれません。
小さい頃から携帯があり、インターネットがあり、情報が充実して育ってきています。
クリックひとつで全世界誰とでも繋がれる時代です。
育ってきた社会背景が違うから、当然考え方や価値観が異なってくることは当たり前です。
私自身もすごく参考になり、勉強になりました。

まず、現代の若者を知ることがとても大事だと感じております。
また勉強していきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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