高浜敏之代表が物申す!シリーズ⑥

寛容であること、決然たること

私は30代半ばに数年間生活保護を受給し、生活していました。アルコール依存症の治療のため、毎日セルフヘルプグループのミーティングに参加し、自分の歪んだ行動と思考を、仲間を鏡にして振り返りました。

少しずつリハビリも進みました。

そのゆったりとした時間を通じて、少しだけ他人や自分を許せるようになったかもしれません。

「寛容になること」を学ぶ日々でした。

リハビリも順調で、就労復帰し、現在は従業員2,000名、クライアント(利用者)700名を超える会社の代表をさせていただいています。

クライアントの命と生活を、そして働いて下さっている従業員の仕事と安心・希望を守っていく職責を担わせていただいています。

つまり、土屋という組織を守り、土屋という組織がさらに発展し、50年100年営みを続ける永続企業になっていくことが、私が残りの人生をかけて取り組む「仕事」だと思っています。

そのミッションを遂行していくためには、あたりまえですが、「寛容である」だけでは難しいです。

時にモラルハザードや不法行為に対しては「決然たる態度」を取らざるをえない、断固たる対応をせざるをえないことがあります。

チームを撹乱する虚偽や不誠実、蒙昧や浅はかさに対しても、目を瞑るわけにはいかないことがあります。

数年前、そんな想いで起業しました。

障害当事者運動のリーダーから受け取った精神をリレーし、障害者や高齢者の地域生活を持続的に支えていくミッションが私には、そして私たちには、あります。

だから、ゆるしを基調としながらも、インモラルに対しては、時に決然たる対応をしていかなければならない、そんな覚悟がより一層深まる今日この頃です。

「黙して見過ごす」は、時に仲間や先達に対する重大な裏切りにもなりますから。

社会正義に対する信念をもって、強力なチームを組成し、淡々と粛々と自分の仕事をしていきたい、そう思います。

株式会社土屋
代表取締役 高浜敏之

 

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