地域で生きる/22年目の地域生活奮闘記87~身体介護のやり方は人それぞれ②~ / 渡邉由美子
今回は私の生活を支える介護者の育成研修中に、障がい者の私が感じる‟身体の扱い方“にフォーカスをあてて書いていこうと思います。以前にも扱ってきたテーマですが、古くも新しい永遠のテーマなので、改めて振り返りつつ書いていきます。姿勢が安定しやすい電動車椅子に座っているとき、私は少しおぼつかないなが
㈱土屋介護ブログ
今回は私の生活を支える介護者の育成研修中に、障がい者の私が感じる‟身体の扱い方“にフォーカスをあてて書いていこうと思います。以前にも扱ってきたテーマですが、古くも新しい永遠のテーマなので、改めて振り返りつつ書いていきます。姿勢が安定しやすい電動車椅子に座っているとき、私は少しおぼつかないなが
ここまで人の命を差別して、なんとも思わない人たちに囲まれて生きている。そうは思いたくなくとも、元首相の国葬の閣議決定のニュースが流れた後に、「やまゆり園事件を忘れない」のイベントに参加した事で、そう思ってしまった…人を殺すことはよくない。よくないと言われているけれど、障がいを持つ仲間が殺され
私の身体状況は車椅子から降りると、いわゆる寝たきりのカテゴリーに入ります。このことはこのブログの中で折に触れて何度も書いてきたことですが、最近寝たきりという状況について考えを深める出来事がたくさんあったので、改めてそれについて書いていこうと思います。まず身体が動かず意識はあっても寝たきりとい
相模原障がい者殺傷事件から6年が経ちました。私はこの事件のことについて忘れることは出来ないのです。7月25日と26日、二夜連続でニュースウォッチ9というNHKの21時代のニュース番組が15分くらいずつ特集を組んで報道していました。私たち障がい当事者も、風化させない運動をしたいという強い思いはあります
参議院議員選挙の投票日を目前に控えた金曜日。あってはならない出来事が起こっていました。私はルーティンの社会参加活動中であったためにその事実を知ったのは活動帰りの電車の中でありました。何ともショッキングな事件です。その事件が起こった日はテレビや新聞各社がこぞってその現実を繰り返し報道している様
私は幼い頃からあまりにも医療からの身体への介入を受けてきた。曲がった足の骨をまっすぐにすることが良いことだと6歳の時に大きな手術を両足にした。その時には、私の意思は聞かれることはなかった。ただ、母親が医師の決定を聞いて泣いているのが自分のせいに思えて、なんとかしなければと思った記憶がある。手術がどれ
今年は、身体的に何の準備もなくいきなり40度越えになる地区も現れたりしていて、重度な障がいを持っている私たち障がい当事者には過酷な夏となりそうです。水分補給を2リットルぐらいした方がよいということをよく言われます。介護者の方も私の身体を心配してお水を飲んでください、とよく言われます。しかし、
6月がジューン・ブライドと言われ、憧れを持っていたのは私の世代の話なのかもしれません。そんな中、私の姪が6月に結婚式を執り行いました。それは私的な話であって、一見煌びやかで羨ましい、姪の人生の順風満帆さを物語る出来事でした。私は若い頃から結婚にも就職にも一定の憧れを抱いて生きてきましたが、遂
7月22日、参議院議員選挙の投票日です。私たち重度障がいを持つ人たちの暮らしが少しでも良くなる政治という事を、選挙の時期になれば万人が選挙公約に掲げます。そして電動車椅子で私が街を歩いていると、必ず「どんなに重い障がいの人も地域で自分らしく当たり前に生きられる政治の実現を致します。」などというき
気が付けば、あと10数年すると恐怖の介護保険年齢へと突入していきます。そんな年なのですから介護に来る人たちがみんな自分より年下が多くなるのは当然のこと。やむを得ないことと思います。いつもこの時期は、自薦で養成している学生ヘルパーを発掘するための大学巡りが一段落して、とりあえずボランティアで一