【異端の福祉 書評】異端の福祉―「重度訪問介護」をビジネスにした男―を読んで / 伊藤 慎(デイホーム土屋 名東)

異端の福祉―「重度訪問介護」をビジネスにした男―を読んで / 伊藤 慎(デイホーム土屋 名東)

このたびは、令和4年9月にM&Aで事業買収によって窮地を救っていただきましてありがとうございました。ここに、スタッフ一同を代表して、御礼申し上げます。

最初は、重度訪問介護とは、なんぞや。から始まりました。私は、介護福祉業界は職歴は浅く、元々は幼稚園、保育園に赴き、体育の指導をする体育の講師、先生を25年行ってきました。遊びやレクが得意で、その関係で障害児デイサービスに縁を持ち、前々会社では、話が上手だからと言う理由で高齢者のデイサービスに配置転換されました。その後、前会社に事業譲渡が決まり、そして9ヶ月前に株式会社土屋に仲間入りをさせていただいた、という次第です。

高浜代表のお話やこの本を読ませていただいていますと、共感できる部分がたくさんございました。人生においての挫折、仕事や人間関係に悩み、そして離職、など。

何とか再起をしました。また人相手の職業に就きたいと思い、デイサービス勤務。今では責任のある管理者をさせていただいております。今までは、小さな人間関係の中での会社のつながりでしたが、全国規模の会社で、年齢の違う会社の諸先輩方からお教えいただき、協力しながら進めていく事は、本当にうれしくもあり、楽しみながら業務に当たらせていただいております。

高浜代表のお話やこの本の、「仕事において、やりがいだけでも食べていけないと思うし、利益追求だけでも寂しすぎる」と言う言葉は、本当にそう思います。また、「善意に依存する介護には、限界がある」。確かにそう思います。最初は善意で良くても、持続が難しいと思います。その間に対価が発生すると、人は継続できるようになると思います。

「福祉は清貧であれ」。崇高な理想ではありますが、現実問題として、担い手が少なくなると思います。そこで人材教育、人材がいなければ自身で育てる、その発想がすごいです。

すべてがつながっており、ある目的を達成するに当たっては、二重三重のことを考えて事に当たらないといけないですね。

自分は昔から、人様のために何か役に立ちたいと思うようになっておりました。ただ、自分に余裕がなければ人には施せないということも、思うようになりました。また、自分が楽しければ自分の為になり、自分が潤い、ひいては他人のために働けると思います。そこに賃金が付いてくれば最高だと思います。

障害者の待遇改善での活動は、ものすごい歴史があり、想像が付かなかったです。近所に障害を持っているお子さんや、すでに成人されてみえる方々がたくさん住まれている地域に現在自分は住んでおり、「愛知県コロニー」が近所あります。とても身近な問題だと思いました。

ただ、今のところ、自分に何かが出来るわけではありませんが、株式会社土屋に仲間入りさせていただき、部門は違えども、少しはお役に立てるように日々精進、業務に邁進して参ります。

目的を達成するためには営利を求め、企業を大きくし、メリットを得てクライアントやアテンダントの皆さんに還元できる、還元していく、素晴らしい会社にする一翼を担えるようにしていきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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