争えない体を持つこと〜その自覚〜 / 安積遊歩

先日ニュージーランドにいる娘に興味深い話をきいた。彼女はニュージーランドで働いている。その仕事は2007年に国連で提起された障害者の権利条約を、ニュージーランド政府がどれくらいきちんと履行しているかを調査・研究するという …

ある講演会で話したこと / 安積遊歩

「健常者って何?」というちょっと変わったタイトルで、話を頼まれた。そこで、色々考えた。まず私にとっての健常者とは、壮絶な記憶喪失の人々である。私たちはみんな、最重度障害者に生まれるにも関わらず、その時の様々を完全に忘れ果 …

コロナから重訪を考えて見る / 安積遊歩

オリンピックとパラリンピックが終わった。一時コロナの感染も世界中爆発的に増えた。各国に友人がいるし、ニュージーランドには娘もいるので、色々な情報が聞こうと思えば聞こえてくる。 ニュージーランドは長い間感染者数が多くても1 …

イベントのお知らせ 私とFGMの25年 ~障害を持つ私、そして障害を持つ娘の母として~ / 安積遊歩

世界中で何が起こっているかを皆に知ってもらうことは、私にとって本当に大事な活動です。特に子どもたちに何が起こっているかを分かち合ってほしいので、ぜひご視聴ください。 申込URL:https://peatix.com/ev …

全ての人は重い障害を持っていた〜赤ちゃんに対する年齢差別とは何か〜 / 安積遊歩

アダルティズムやエイジズムという言葉がある。アダルティズムは20代の人に対する差別抑圧、エイジズムは年配の人に対するそれをいう。 その2つについてはまたの機会にゆっくり書くことにして、今回は0歳から10代までの差別をみて …

重度訪問介護で構築したい平和な世界観〜障がいをもつ仲間たちへ①~ / 安積遊歩

重度訪問介護を使い始める障がいをもつ人の戸惑いにはさまざまある。まず、幼いときからの障害者であれば、親や周りの人が自分の身の回りのことをやってくれていたから、自分が何をやってもらっていたかもあまり自覚できていない。それを …

重度訪問介護と平和~高橋修さんのこと~ / 安積遊歩

重度訪問介護が歴史的にどのように作られたのかを、私の観点で書いてほしいと言われ考えた。歴史は人によって作られる。この制度の始まりには数人の諦めずに闘った人たちがいた。その中の1人である高橋修さんのことを書いておきたい。 …

重度訪問介護とパラリンピック〜障がいをもつ仲間たちへ②~ / 安積遊歩

この制度ができる前までは、障がいをもつ人の介助をする人はみんなボランティアだったから、介助者に「もう明日から来なくていい」ということは、自分は明日、ご飯も食べられなくなり、トイレもできなくなるということを意味した。厳しい …